HOME |
全国障害学生支援センター Nationwide Support Center for Students with Disabilities (NSCSD) |
全国障害学生支援センター 2013(平成25)年度活動計画
〜今年度はこんな活動をします!〜
活動方針
「誰もが、学びたいときに学びたい場所で、自由に学べる社会を作る」ことをめざし、積極的な情報収集・提供と政策提言活動を中心に展開します。また、障害学生・障害当事者の発掘にも力を注ぎ、この分野のハブ(拠点)となるような活動を展開します。
今年度は下記のことに重点を置きます。
@2013調査の結果を分析して障害学生支援の動向を明らかにし、当事者の視点から評価と課題整理をします。
A幅広い障害学生関連の情報を大学・外部団体・企業とも協力して集約することで「障害学生・障害当事者のハブ(拠点)」を強固なものにします。
B相談・情報提供事業、情報誌の発行、交流会事業などの連携を深め、障害学生の体験を発掘・活用できるピアサポート体制の充実を図ります。
C各地で活動を続けている障害学生の掘り起こしを積極的に行い、障害学生のリーダーとなる人材、活動の拠点となる人材の育成に取り組みます。
Dセンターの活動基盤を安定させるために、スタッフ・ボランティア等人材の育成、協賛や寄付募集・助成金活用等財源の確保、会員など支援者確保のための広報に取り組みます。
-
-
2013調査の結果を分析して障害学生支援の動向を明らかにし、それらを『大学案内2013障害者版』として発行します。より多くの方々に活用いただければと思います。また、大学からの調査回答のデータだけでなく、障害学生の支援に携わっている関係者の方と懇談して、支援のより具体的な状況を調査する「大学訪問調査」を継続します。これらの結果はホームページや情報誌で取り上げます。
-
-
最新の調査データや分析結果を活用して、大学受験や学生生活、学内サポートに関する相談に応じます。現在困っていること、今後目指したい目標など一人一人の話を丁寧に聞き取り、プライバシーに配慮し、問題解決や目標達成に向けて継続した支援を行うよう努めます。また社会人として活躍されている卒業生や当事者団体と協力して、ピアサポートやILP(自立生活プログラム)の手法を取り入れた相談を行います。会員の方などからの依頼に応じるだけでなく、大学訪問の際に、そこで学ぶ障害学生と懇談し、現在抱えている課題についてエンパワーしていきます。
-
-
墨字版、点字版、テキスト版の3媒体で、年4回定期発行します。「センターの情報誌だから載せられること」を大切にし、当事者がありのままの自分を表現できたり、学生支援に特化した内容を集めるなど、人脈とセンターのよさを活かした誌面作りを心がけます。障害学生自身の声はもちろん、学生をサポートしている人たちの声も掲載したいと考えています。また、季節感のある写真・イラストも掲載して、楽しんでいただける紙面づくりを心掛けます。
2013年度の発行日と主な内容(予定)
80号 2013年6月28日 卒業・合格おめでとう!
81号 2013年9月20日 進路を探そう!
82号 2013年12月25日 思いを伝えよう!
83号 2014年3月15日 エンジョイ 大学生活
-
-
全国の障害学生の交流と情報交換・情報発信の場として、引き続き障害学生メーリングリストを運営します。「ぜひこんなことを相談したい!」という思いを大切にできるような場所づくり、障害学生・卒業生当事者同士のコミュニティーとして活用していきます。さらに、センターの公式フェイスブックを開設し、障害学生・大学ほか、より多くの一般の方との交流と情報交換を活発にしていきます。また、異なる障害を持つ学生同士の交流と学びあいの機会としてミニ交流会も企画します。
-
啓発・広報事業
外務事業
-
障害学生当事者の活動が活発になるよう、当事者に近いところで外務事業を展開していきます。具体的には、障害学生が集まる場所で懇談をもったり、大学や高校など、学生・教職員の集まる場所で双方のニーズをつかむなど、積極的に接点を探し、相談や機関誌への投稿をはじめとしたセンターの利用につなげるような外務に取り組みます。DPI日本会議の常任委員選出団体として、障害学生の実情を明らかにし、教育や福祉の分野で政策課題として取り入れられるよう要望していきます。
広報事業
-
『大学案内2013障害者版』発行に合わせて、地域の特別支援学校、小・中・高校の特別支援学級、図書館などにセンターの活動を広く知っていただけるよう広報します。当事者に近い関係者や事務所のある地域から順に広報することで、潜在的なニーズを掘り起こすこと、身近な地域で顔の見える双方向・継続的な情報交換を目指します。同時に、広報の方法やデータベースを整理し、センター全体の事業と関連づけながら効果的・効率的な方法を検討します。また企業などとの関係をていねいに作ることで、お互いにとって事業のメリットになるような活動展開を模索します。
-
助成金単年度事業
-
相模原市・町田市地域交流会2013
昨年度に引き続き、相模原市・町田市などの高校や特別支援学校に直接訪問し、生徒や教職員の方と懇談、センターの活動を紹介したり、支援の取り組みについて情報交換します。また学生当事者や障害学生支援関係者を交えて「相模原市・町田市地域交流会2013」を開催、交流を深めながら進路や生活についての実践的な情報交換をします。
業務報告へ戻る