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全国障害学生支援センター Nationwide Support Center for Students with Disabilities (NSCSD) |
全国障害学生支援センター 2012(平成24)年度事業計画書
〜今年度はこんな活動をします!〜
活動方針
「誰もが、学びたいときに学びたい場所で、自由に学べる社会を作る」ことをめざし、積極的な情報収集・提供と政策提言活動を中心に展開します。障害学生・障害当事者の発掘にも力を注ぎ、ハブ(拠点)となるような活動を展開します。
今年度は下記のことに重点を置きます。
・センターの活動の基盤である大学調査を再開し、新たな情報の集積を行っていきます。また、現在の幅広い障害学生関連の情報を外部の団体・企業とも協力して集約することで「障害学生・障害当事者のハブ(拠点)」を強固なものにします。
・相談・情報提供事業、情報誌の発行、交流会事業などの連携を深め、障害学生の体験を発掘・活用できるピアサポート体制の充実を図ります。
・各地で活動を続けている障害学生の掘り起こしを積極的に行い、障害学生のリーダーとなる人材、活動の拠点となる人材の育成に取り組みます。
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4年ぶりに大学調査を行います。それに向けて新たな人材の確保と、データベースの整備、前回調査の見直しを行います。また、調査で集めた大学の情報を、より活用できるよう積極的な情報提供を進めます。また、当センターだけで情報収集するのではなく、幅広い障害学生関連の情報を外部の団体・企業とも協力して集約することで、「障害学生・障害当事者のハブ(拠点)」を強固なものにします。
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障害をもつスタッフが大学受験や学生生活、学内サポートに関する相談に応じます。『大学案内障害者版』のデータを活用することはもちろん、継続した相談や障害学生のニーズに応えられるよう、人や他団体とのつながりを活かして、きめ細かな相談を行います。また、社会人として活躍されている卒業生や当事者団体との連携を深め、ピアサポートによる解決方法、プライバシーに配慮した相談事例の共有化なども視野に入れていきます。高校や大学、特別支援学校に直接訪問し、学生・教職員双方からの相談にも対応していきます。
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墨字版、点字版、テキスト版の3媒体で、年4回定期発行します。「センターの情報誌だから載せられること」を大切にし、当事者がありのままの自分を表現できたり、学生支援に特化した内容を集めるなど、人脈とセンターのよさを活かした誌面作りを心がけます。障害学生自身の声はもちろん、学生をサポートしている人たちの声も掲載したいと考えています。また、季節感のある写真・イラストも掲載して、楽しんでいただける紙面づくりを心掛けます。
2012年度の発行日と主な内容(予定)
76号 2012年6月14日(木) 卒業・合格おめでとう!
77号 2012年9月15日(木) 進路を探そう!
78号 2012年12月13日(木) 働いてみたらこんな様子でした
79号 2013年3月14日(木) よりよいキャンパスライフを送るために
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ミニ交流会を、8月をめどに開催予定です。また、近隣の大学訪問時などに、積極的に在籍する障害学生との懇談・意見交換をすすめ、障害学生のネットワーク化を図ります。
全国の障害学生の交流と情報交換・情報発信の場として、引き続き障害学生メーリングリストを運営します。センターから話題提供や質問を投げかけるなど、ML内での情報交換が活発に行えるような工夫をします。さらに、フェイスブックやツイッターなども活用して情報交換や交流をしていきます。
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啓発・広報事業
外務事業
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障害学生当事者の活動が活発になるよう、当事者に近いところで外務事業を展開していきます。具体的には、障害学生が集まる場所で懇談をもったり、大学や高校など、学生・教職員の集まる場所で双方のニーズをつかむなど、積極的に接点を探し、相談や機関誌への投稿をはじめとしたセンターの利用につなげるような外務に取り組みます。DPI日本会議
常任委員選出団体として、障害学生の実情を明らかにし、教育や福祉の分野で政策課題として取り入れられるよう要望していきます。また、6月より文部科学省高等教育局決定「障がいのある学生の修学支援に関する検討会」の委員に殿岡がなりました。この機会に障害学生の声を国の施策に届けていきます。
広報事業
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広報の的を絞り、当事者に近い関係者や事務所のある地域から順に広報することで、潜在的なニーズを掘り起こすこと、身近な地域で顔の見える双方向・継続的な情報交換を目指します。同時に、広報の方法やデータベースを整理し、センター全体の事業と関連づけながら効果的・効率的な方法を検討します。
また、各分野での経験豊富なボランティアの方の意見を取り入れ、知恵を出し合って活動の充実を図るほか、企業などとの関係をていねいに作ることで、お互いにとって事業のメリットになるような活動展開を模索します。
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