障害者のための大学受験・サポートガイド『大学案内障害者版』は大学進学を希望する障害学生に対して情報提供することで、より個人に合った進学先選択への手引きとなり、進学のための負担を少しでも減らすことができれば、という思いで1996年に発行を開始しました。以来、書籍のもとになる調査票の作成から回答の集計、書籍の編集に至るすべての実務を障害者スタッフが中心になって行い、回を重ねるごとに内容を充実させてきました。みなさまのご支援・ご協力に支えられて、障害をもつ受験生の志望校選択、各大学の入試配慮・授業支援・学内支援体制の確かな指針として成長してまいりました。
私たちは、これからの未来を担う障害学生が一人でも多くこの書籍を手にしてほしいと願っております。しかし、当センターは非営利団体のため、活動資金、書籍を出版するための費用がともに不足しております。多くの方からの資金面でのご支援・ご協力が欠かせません。このような趣旨をご理解いただき、下記の通り、御社の広告によるご協賛をお願いしたく、ご依頼申し上げます。
大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2024について
『大学案内障害者版』にまとめられたデータは、当センター実施の「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査」から得たものです。この調査は、障害学生の受験に関するさまざまな障壁の中の一つである進学情報を得る負担を少しでも軽減し、障害者の自立と社会参加を促進するための情報提供を目的に1994年に開始され、
今回30年目、のべ16回目となります。最新の2024調査の主な内容は、入学試験に関すること、大学内の設備に関すること、入学後の障害学生支援に関することです。入学試験の質問では、視覚障害・聴覚障害・肢体障害・内部障害・精神障害・発達障害・知的障害の各障害について、受験可否や受験時の配慮方法などについて聞いています。特に今年度は学校推薦型選抜試験・総合型選抜試験について新規質問を追加し内容を強化しました。また、入学後の障害学生支援については、授業での配慮や障害別の支援状況、就職や下宿紹介なども含めた、学生生活全般にわたる支援状況などの質問で構成されています。この調査に対する各大学の回答が大学の総意である正確な事実との前提で、障害をもつ受験生や大学で学んでいる障害学生が必要としている情報をまとめた書籍が『大学案内2026障害者版』です。
調査開始日:2024年7月11日
調査終了日:2024年10月31日
調査対象・調査方法:調査の対象は2024年4月現在の全国すべての、学校教育法に基づく大学(学生の募集を停止している大学等を除く)、および文部科学省所管外大学校です。大学ごとにWebから回答を入力いただく形式で行う全数調査です。
当センターの活動への応援メッセージ
「自由に学べる社会を実現する」この言葉は、これまでも障害をもつ学生の心の支えとなり、私たち支援者への励ましともなってきました。本当に素晴らしい活動を継続されています。
どんな状況でも学生に寄り添い、支援を続けられた貴団体を、10年以上お付き合いいただいている私どもも、とても誇りに思い、今後も応援し続けたいと思います。
パソコン文字通訳者会 ubiquitous 代表 照木篤子
私自身、苦労をしながらも貴団体の力もお借りしながら大学進学することができ、大学での学びが今の活動の礎になっています。
貴団体の発展が、多くの障がい学生の支援に繋がります。
一緒に頑張っていきましょう!
参議院議員 天畠大輔
溢れる情報の波にのまれて、なかなか欲しい情報が見つからない昨今ですが、当センターは生徒の視点にたって必要かつ信頼に足る情報をこれだけ継続的にまとめられてきたのは敬服に値します。また一方的な情報提供のみならず相談事業も並行して実施しており、統計データの客観的分析結果や法制度の最新の動きと対応させながら、学生本人の声に真摯に耳を傾け、彼らの学ぶ意欲を後押ししていく体制は、他ではそうありません。大学の動向を継続的に捉え、教育の保障を社会にはたらきかけていくためにも、引き続き当センターを応援していきたいと思います。
東洋大学 菅原麻衣子
広告媒体書籍情報(予定)
書名: 『大学案内2026障害者版』
編集・発行: 一般社団法人全国障害学生支援センター
発行日:2025年1月15日(予定)
判型:A4判600ページ 並製 30cm
主な読者層
- 障害学生(本人・保護者)
- 大学(障害学生支援担当者・教職員)
- 進路指導担当者(高校・特別支援学校)
- 図書館、企業、病院・リハビリテーションセンター、行政機関(自治体) など